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2013-02-06

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硫酸塩エアロゾルとPM2.5

硫酸塩エアロゾルはこれまではあまり耳にする機会がなかったかもしれません。しかし、最近話題の中国の大気汚染によって時々耳にするようになりました。

硫酸塩エアロゾルの元になっている成分は、二酸化硫黄。

工場や自動車などから排出される排ガスなどの主な成分は二酸化硫黄です。二酸化硫黄が大気中に放出され、微小粉塵を化合したり吸着したりします。

微小粉塵はエアロゾルと呼ばれるので、二酸化硫黄が化合した微小粉塵を硫酸塩エアロゾルと呼ばれているわけです。

・微小粉塵:エアロゾルと呼ばれる
・二酸化硫黄:有毒な排気ガスの主成分
・二酸化硫黄+微小粉塵:硫酸塩エアロゾル

硫酸塩エアロゾルはとても細かく、2.5μm以下のものを「PM2.5」と呼んでいます。

では、なぜ冬の季節に硫酸塩エアロゾルつまりPM2.5が飛来してくるのでしょうか?

硫酸塩エアロゾルの元となっている二酸化硫黄は、工場の排煙や車の排気ガスとして放出されます。加えて、ボイラーなどからも放出されます。中国の大気汚染対策は遅れており、フィルターを通すことなく二酸化硫黄を放出しているわけです。

しかも、二酸化硫黄は石炭を燃やすことによっても発生します。中国では一般家庭で石炭ストーブを使っているため、寒い時期に二酸化硫黄が発生しているのです。

放出された二酸化硫黄は、大気中で硫酸塩エアロゾル、つまりPM2.5となります。

その時点で雨や雪が降ればその場で地面に落ちますが、晴れた日には偏西風に乗って日本に飛んでくる事に。

このPM2.5は、人体にどのような影響を与えるのでしょうか?

なんと、発がん性の物質が含まれていることが指摘されています。

その汚染された大気が日本にも流れてきているのです…

しかも、黄砂の季節になると、黄砂とともに飛来しています。

吸い込んだ場合、一番影響を受けるのは呼吸器系といわれています。肺がん・気管支炎・ぜんそくを引き起こしたり、喉などの粘膜に炎症を引き起こしたりします。花粉症が悪化することもあるそうです。

最近では、浮遊する化学物質や細菌、ウイルスを吸着したPM2.5を吸い込むと、心筋梗塞や脳卒中までも誘発するとされるということも言われているそうで。

聞けば聞くほど恐ろしいです。

この“小さな悪魔”には、本当に注意が必要なんですね!

PM2.5を防ぐためにはN95マスクが有効になると言われています。

お店で売られている「花粉症マスク」や「サージカルマスク」などの通常のマスクでは、フィルターの目が荒く、PM2.5が通り抜けてしまい意味がないため、PM2.5を効果的に防ぐには「N95」規格のマスクが必要になるとのことです。

N95マスクとは、米国国立労働安全衛生研究所が定めたN95基準の認定を受けたマスク。

感染性の飛沫核を吸入しないようにするためのマスクで、0.3μmの微粒子(油分を含まない空気中の固体・液体の煙霧質)を95%以上カットする効果があり、結核やSARSの感染防止として多くの病院で医療用マスクとして使用されています。

0.3μmの物質を遮断できるので、2.5μm(PM2.5)の汚染物質も防げるということのようです。

おすすめN95マスクは以下から↓↓


ですが、予防・対策としては『外出を控えることが第一』だということは事実のようです。


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